山本 敵撃退数 映画「 BROTHER 」
- 2016/01/16
- 20:50

山本
職業: 花岡組系山本組 組長 → ANIKI

俳優:ビートたけし
劇中映像内で確認できる戦果
刺客:1人
武器と内訳: 拳銃
イタリア系マフィア:8人
武器: 誤射誘発 1 拳銃 7
頭目共:2人
武器: 拳銃
チャイニーズ・マフィア:2人
武器: 拳銃
一般人:1人
手段: 誤射
ヤバイ方のイタリア系マフィア:1人
武器: ナイフ
アメリカのチンピラ:1人制圧
武器・手段: 暴力
マフィア:1人制圧
手段: 暴力
計:15人
本編114分: 0.13殺/分
壊した物:
ワインボトル 1本
加藤
職業: 花岡組系山本組 幹部

俳優:寺島進
マフィアの護衛:4人
武器: 拳銃
計:4人
本編114分: 0.03殺/分
白瀬
職業: リトルトーキョーのボス → 山本の子分

俳優:加藤雅也
敵対組織:2人
武器: 拳銃
チンピラ:1人
武器: 拳銃
計:3人
本編114分: 0.02殺/分
石原
職業: 白瀬の舎弟

俳優:石橋凌
敵対組織構成員:2人
武器: 拳銃
チャイニーズ・マフィア:2人
武器: 拳銃
計:4人
本編114分: 0.03殺/分
劇中総数:67~73人
あらすじと内容:「アメリカでも戦争になったんだよ!」
武闘派の暴力団員山本が所属する花岡組は、敵組織との抗争の末に瓦解。
親友の原田(大杉漣)も敵の組織に造反してしまいます。
居場所を失いつつも、
ヤクザの矜持から、原田のように敵の組織に鞍替えすることを拒む山本は日本にいられなくなり、
アメリカにいる腹違いの弟ケン(真木蔵人)のもとを訪れます。
しかし、ケンはアメリカのチンピラとつるんで、安っぽい薬の売人に落ちぶれており、元締めにいびられて暮らしていました。
それを見た山本は、元締めを始末し、
ケンやその連れのチンピラデニー(オマー・エップス)、山本を慕って渡米してきた舎弟の加藤(寺島進)を配下に加えて、極道の生き様をアメリカに持ち込みます。
ロサンゼルスのマフィアからシマ(縄張り)を分捕り、警官を買収、現地の組織を飲み込みつつ、立ち塞がる者を武力で蹴散らし組織を拡大する山本。
そして、ついには強大なマフィアとの戦争に突入してしまいます。

アウトレイジでは「義理人情なんて一銭にもならん」的な陰湿な雰囲気がありましたが、本作はその逆で、僕らがイメージする一昔前の綺麗なヤクザ像(何か変な表現ですが、、)、「侠気」というものが息づいた作品と思います。
海外ウケを狙ったものなのかもしれませんが、
日本極道の伝統的かつステレオタイプな描写がしきりに盛り込まれ、ストーリーもシンプルでとても取っ付きやすい印象がありました。
海外の人から見たら、「この日本のYAKUZAってのは、誰彼構わずキレ出したら止まらないし、指チョンパするし、一体何なんだ・・・(ドン引き)」と、お楽しみいただけるかと思います。

爪弾きにされた男が新天地で仲間を集め、一花を咲かせてやる!といった挑戦する者の話にも見え、
「ヤクザVSマフィア」という構図は、まるでプレデターとエイリアンが夢の戦いを実現させるような、熱さも感じますね。
山本とデニーの深い友情や、男の無邪気さを垣間見せるシーンがあるなど、立て続くバイオレンスの中に、儚さを含んだドラマがあります。ここらへんは「ソナチネ」を何となく連想できる感があり、北野武監督が、僕のようなライトな客層にウケるよう、美味しい所を沢山用意した作品なんじゃないかと思いました。
アメリカを舞台とすることで、迫力ある銃撃シーンや派手目な抗争シーンも違和感がないのも特徴です。
シンプルで中々派手で、燃える。総じて完成度の高いグローバルな極道映画だと思います。
日本人特有の「滅びの美学」も表現されており、ちょっと格好良すぎる感じもあるのですが、そこが堪りません。
日本人をハリウッドヒーローみたいに描くと滑稽になったりしますが、
本作の山本のような描き方なれば、日本人が持つ格好良さを十分に発揮できるのだなと、感動しました。
僕は、北野武作品を全て観たわけではないのですが、
北野監督作品の入り口として、まずオススメできる作品なのではないかと考えています。
監督・脚本:北野武
制作国: 日本 アメリカ イギリス 2001年
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- テーマ:邦画
- ジャンル:映画
- カテゴリ:・アクション/冒険/戦争
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