黒田重兵衛 成敗数 映画「 RED SUN 」
- 2015/10/30
- 18:02

黒田重兵衛
職業: 武士

俳優:三船敏郎
劇中映像内で確認できる戦果
ならず者:4人
武器と内訳: 日本刀 3 小柄 1
コマンチ族:12人
武器: 日本刀 7 小柄 3 弓 1 不明 1
モスキート:1匹
武器: 小太刀
計:16人と1匹
本編114分: 0.14殺/分
リンク
職業: ならず者

俳優:チャールズ・ブロンソン
劇中映像内で確認できる戦果
ならず者:6人
武器・手段: 短筒 5 旋条銃 1
コマンチ族:10人
武器: 短筒 5 旋条銃 4 不明 1
メキシカン:1人制圧
手段: 殴打
計:16人
本編114分: 0.14殺/分
壊した物:
金庫 1個爆破
ナイフ 1本
槍 1本撃ち落とし
皮 1本
ゴーシュ
職業: 悪党

俳優:アラン・ドロン
劇中映像内で確認できる戦果
一般人:2人
武器と内訳: 短筒
米兵:1人
武器: 短筒
侍:2人
武器: 短筒
ならず者:4人
武器: 短筒
コマンチ族:11人
武器: 短筒 11
計:20人
本編114分: 0.17殺/分
奪った物:
天皇から賜った宝刀 1本
劇中総数:79人
内容:
時は1870年。
日米修好のため、米本土を鉄道に乗りワシントンを目指していた坂口備前守(びぜんのかみ)、黒田重兵衛ら使節団は、途中、リンク、ゴーシュをはじめとする列車強盗団の襲撃に巻き込まれてしまいます。
列車強盗を成功させたゴーシュは、リンクを邪魔者とみなし裏切り、
日本の天皇からアメリカ大統領へ友好の証として送られるはずであった黄金の太刀を奪取して逃亡。
黒田は備前守から太刀奪還の命を受け、また仲間を討たれた復讐を遂げるためにゴーシュを追うことになりました。
そして、仇を追うにあたり唯一の手がかりとなる男であるリンクと(無理やり)協力体制を築き、アメリカの大平原を進みます。
いがみ合いながらも旅を続けていく2人は、オニギリを分け合ったり、柔道フルコースを食らわせたり、温泉に入っている時に悪戯したりと、友情を深めていくのでした。

侍と西部劇、ありそうで意外と無いかなと思います。また、ここまでの完成度の作品は。
三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、という眩暈がするような豪華キャストの上、監督は「007」シリーズのテレンス・ヤングとなっています。ワクワクしますね!
正直、ガンアクションや殺陣は現代の作品に慣れていると迫力不足のように見えてしまいます。
が、作り上げられた世界観と上記3勇をはじめとする演者の存在感があり、今観ても十分面白い映画だと思います。
洋画でニッポン・サムライというと、
実際日本人の僕達から観るとどこかおかしいというような感覚に陥ったりするのですが、この作品には驚くほど違和感がありませんね。
流石のフランス製なのか、侍を、三船を、日本を尊重してくれているような丁寧な描写が見て取れ、
舞台をアメリカのみに絞っていることも、無茶なジャパン再現を抑えられることで良い方向に働いていると思いました。
作り方や演出もそうですが、
ブロンソン、アラン・ドロンと同じフレーム内にいてなお輝く三船敏郎の存在感にも感動を覚えます。
「ラスト・サムライ」では表現できていなかったSAMURAI像が、この作品ではきちんと表現されているのです。
日本=侍=漢=世界に通じるカッコヨサ、誇りに思えてきますね。
ポイントとしては、侍たる黒田を「SAMURAI」というイメージだけのキャラクターにせず、一人の男としての人間味を出して、きちんと描いている所だと考えます。これは黒田の相棒であるリンクにも言える部分ですが、とても愛着深く見る事が出来、ドラマ性も深みを増す結果となっています。
反面、アメリカ先住民族たるコマンチですが、白人がテキトーに戦化粧をしたような状態で登場し、話の通じないただの敵として描かれており。
むしろこちらの方に違和感を感じました。
異文化のギャップギャグも面白かったです。
こういうテーマの作品は僕は大好きなので、また新しくより洗練された侍西部劇を作って欲しいなと思います。
僕の持っているDVDでは、
黒田の吹き替えに大塚明夫、リンクの吹き替えに大塚周夫の声優親子競演となっており、アラン・ドロン:ゴーシュの吹き替えはお馴染みである野沢那智となっています。
俳優から吹き替え声優にいたるまで、今や絶対に実現不可能な得難い豪華さがあります。
監督:テレンス・ヤング
脚本:レアード・コーニッグ ローレンス・ロマン
製作国: フランス イタリア スペイン 1971年
仏語原題:「Soliel Rouge」
- テーマ:洋画
- ジャンル:映画
- カテゴリ:・時代劇/西部劇
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