ヴァシリ・ザイツェフ 戦果 映画「スターリングラード」
- 2015/07/13
- 03:58

ヴァシリ・ザイツェフ
職業: ソヴィエト陸軍 狙撃連隊

俳優:ジュード・ロウ
劇中映像内で確認できる戦果
ドイツ軍兵士:3人
武器: 狙撃銃
ドイツ軍将校:3人
武器: 狙撃銃
計:6人
本編131分: 0.04殺/分
エルヴィン・ケーニッヒ
職業: ドイツ国防軍少佐 狙撃手

俳優:エド・ハリス
ソ連軍兵士:4人
武器: 狙撃銃
一般人:1人
手段: 処刑
ソ連軍兵士:1人制圧
武器: 狙撃銃
計:5人
本編131分: 0.03殺/分
内容:
1942年、世界大戦ヨーロッパ東部戦線はスターリングラードに派遣されたヴァシリ・ザイツェフは、幼い頃から培ってきた狩猟・狙撃の技術を持ってして、次々に武勲をあげていきます。
そして、赤軍の政治将校に活躍を見込まれソ連の”英雄”となったヴァシリは、戦果を積み重ねることで軍の士気を高揚させてることになります。
一方、スターリングラード攻略に躍起になるドイツ軍はヴァシリを脅威と認め、ベルリンより狙撃の名手であるエルヴィン・ケーニッヒ少佐を派遣してきます。
ソヴィエト・ロシアを代表する戦争の英雄、実在した人物ヴァシリのスターリングラードでの活躍を描いています。
劇中確認できる戦果は彼の活躍のほんの一部に過ぎません。実際の戦果、その数257人。
フィンランドの”白い死神”シモ・ヘイヘや、”ラマーディーの悪魔”クリス・カイルらと同じような、戦場で飛びぬけた活躍を見せ、歴史にその名を刻む伝説の狙撃兵の一人です。
戦果を見るととんでもない化け物といった感じですが、その実狙撃兵の戦い方というのは凄く地味で、コソコソと隠れジーーっと息を潜めながら、遠方の敵兵を仕留めていきます。
標的は撃たれたことに気づく間もありません。
(スナイパーには”悪魔”とか”死神”という渾名が似合いますが、その理由がなんとなくわかる気がしますね)
狭いところに隠れながらの1発必中の緊張感は、心に静かな興奮を。
敵から遠く離れているとはいえ、どこに危険があるのかわかりません。
とてもムズムズする感覚があります。
そして、ライバルケーニッヒ少佐の登場で、今度は狙われる側になるという。
身なりの整った貴族肌のケーニッヒと、ウラルの山奥で狼を狩っていたヴァシリ、2人の対決は見ものです。
しかも、どうやらこの対決も一応実話らしいですね。
戦争映画としてもダイナミックかつ大規模な戦闘シーンがあり、肝をきちんと捉えている完成度の高い映画といえるでしょう。
ただ、ヴァシリの狙撃シーンはもっとあってもよかったのでは。
兵士を闇雲に前線へ送り、バッタバッタと消耗するソ連軍、撤退すれば今度は味方の銃口が火を噴きます。最悪です。
大してドイツ軍も、まぁ悪名高いわけで。
恐ろしく救いようのない戦場をよく再現しています。
スターリングラードは地獄。戦争は地獄です。
監督:ジャン=ジャック・アノー
脚本:ジャン=ジャック・アノー アラン・ゴダール
製作国:アメリカ ドイツ イギリス アイルランド 2001年
- 関連記事
- テーマ:洋画
- ジャンル:映画
- カテゴリ:・アクション/冒険/戦争
- CM:0
- TB:0